怪談日記(7/9)

曇天である。

離れていくのは二度三度。

鱗のような道が続く。

【あかいこいし】

Sさんの話。

何歳の頃かは覚えていないが、皆んなでよく遊んだある神社にて。

多分、誰かいないかと思って一人で行った時だと思われる。

ふと、境内に赤っぽい小石が落ちていたのに目がいった。

他の小石とは随分様子が違ってはいたけれど、取り立てて綺麗だったりする訳でもないので手にはとって見なかった。

ただなんとなく眺めていただけだった。

それふんだらじゅみょうちぢむよ

前触れもなく、たどたどしい小さな女の子の声が不意に頭に響いたという。

くるくると周りを見渡す、友達も誰もおらず、なんとなくキーンという音がする。

怖くなって逃げた。

それからもその神社には行ったが、一人では行かなかった。

あの小石を見ることもなかったが、足元だけはいつも気をつけたそうである。

以上、本日の怪談でした。

うーむ。

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